あたまーくびーかたーうでーゆび

旅の記録、レビュウ、頭のなか、文字に残します。

そうだ大学生だ。インドへゆこう。8日目

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2017.5.25
ハリドワール→ニューデリー


7:30の目覚しを無視して8時過ぎに起床。半乾きの洗濯物を仕方なくリュックにしまい、昨日の残りのクッキーを朝ごはん代わりにする。忘れ物がないか確認したあとに部屋をでてホテルをあとにする。体調を崩していた友人もずいぶん良くなっているようでよかった。

 

バスターミナルに着くととりあえずpoliceの文字を背負っている人にニューデリー行きのバス乗り場を聞く。どうも反対側だと言っているようなので向かう。

 

チケットカウンター?ぽいところでまた場所を聞くとこの建物の外に出ろ、と言われたので出てみた。がしかし、出たところで分からずまた朝から路頭に迷う。

 

偶然、先日にリシケシュに行く際にも案内してくれた女の子にまた会う。そして今回も探すのを手伝ってくれたが、なにしろ彼女もヒンドゥー語しか話せないようでコミュニケーションがうまくいかない。

 

デリーから来てそうな人の何人かに聞いて回ってようやく場所を教えてもらう。

 

そこに入ってきたバスは思っていたよりも大きくしっかりとしていて、volvoのバスだった。これがボルボバスかー、とネットでボルボバスはちょっと高いと書いてあったことを思い出す。

 

まずオンラインで予約していた人が乗り込む。そのあとに謎のインド人が押し合いながら乗り込み、最後に不安がって残ってしまったわたしたちが乗り込んだ。不安がってしまったがゆえに座席が既に満席になってしまっていた。

 

なぜか、お水売りのおじさんが(多分お水を買ってほしいがために)優しさを発揮して、謎の交渉を交わして席を確保してくれた。

 

たとえお水のためであろうとわたしにはとてもありがたかったので、お水どう?と言われた時は、イエス、プリーズの二つ返事で20ルピーを渡した。

 

しかし、その時おじさんはお水をもっておらずもうひとりのお水売りからちょっと今だけ一本くれ、いやだよ、くれよ、いやだよ、的なやりとりをしたのち、バスから降りてしまった。お水を持ってまた来てくれるかな、なんて期待したが、おじさんが戻ってくることはなかった。

 

おじさんではなく、偶然再会した、あの親切な少女が乗り込んできて、ヒンドゥーと英語で、[貧しい私たち]について書かれた紙を差し出してきた。散々助けてやったでしょ、とでもいうように、今までとは全く違った表情でこちらを睨むように見ていた。確かに助けてもらった、助けてもらったな、と思い3人分として50ルピーを渡した。しかし少女からはお礼などはなく、わたしの友人にも同じことをするのだった。

 

差し出した紙には5,10,20ルピーの選択肢が書かれてあったにも関わらず、日本円換算して100円くらいなら、と渡した50ルピーだったが、わたしの思いやいろんなものは伝わってはおらず、しかし彼女も、それが仕事でやっていること、インドと日本でのお金の価値の違い、私の親切心の行方、など、自分と彼女の間のわかり合えない境遇と自分の中の彼女への欲求が気持ち悪く歪んで私の中に居座った。


バスはそれとは裏腹にスーっとアナウンスもなく出発し、3時間後の昼食休憩まで、渋滞の中や、ぼこぼこの道を走り続けた。


昼食は途中のパーキングエリアのような場所でとった。昨日からずっと麺を欲していたので、チャイニーズヌードルとやらを注文する。130ルピーに税をとられて166ルピーとお高くついた。

 

休憩が25分間という人と35分間という人がいて、どちらにせよ短い時間であったから急いで食べてバスに戻る。


そのあともガタガタ道や渋滞を抜けて合計して6.5時間ほどでデリーに着く。

 

デリーからは近くのメトロまで歩いていき、15ルピーでニューデリー駅まで向かう。ここまでくれば慣れたものである。訝しげな表情でもって駅内を早足で進んでいき、明日のジャイプルまでのチケットをとるため駅の反対側まで突き抜けていく。


久しぶりのニューデリーは以前よりも騒がしく、蒸し暑く、臭く、汚く感じた。


外国人用チケットカウンターでジャイプルまでの往復切符をゲットして、先日同様、安宿街のパハールガンジまでいく。

 

前回友人が泊まっていて、まぁまぁいい値段だった、と聞いていたところに行ってみると確かに、部屋の感じと、雰囲気と、値段とまぁまぁだったので、そこに決める。non ac で700ルピーだった。


荷物を置いて、最初に向かったのはわたしたちが、「何でも屋さん」と呼んでいる店で、その名の通り何でも売ってある店である。そこで、ウェットティッシュ、アルコール除菌ジェル、洗濯用石鹸、虫除けスプレーなどを買う。


そうして次に食事に向かう。1日目のニューデリー以降、ヒンドゥー文化に身をおき、ベジタリアン生活だったため、久しぶりにこちらに帰ってきて念願のベストオブビリヤニ、二度目の来店を果たす。そこで、タンドリーチキン、マトンビリヤニ、と前回と同様のメニューを注文し、トイレの臭いの横ですごいスピード感で完食する。


なぜかインドで食事をとると、空気のせいか、辛さのせいか、味わうのがこわいのか、急いで食べてしまう。


急いで食べたせいで、あまり満腹の感覚がなく、前回来たときに友人のひとりが近くで買ったと言っていたモモを無性に欲し、モモ探しに出る。


近くにモモ屋さんは2件あり、不確かなまま一件をトライする。中は野菜のみでパサっとしていて、簡単にいうと美味しくはなかった。


忘れられない友人からもらったモモの美味しさと、今回のハズれた悔しさでもう一件のモモにもトライする。次は鶏肉だったがやはり、前回のモモとは違う。


眠りにつこうとするも、ホテルの部屋が暑く、シャワーで温もった身体の暑さも相まって眠れない。

 

話し合いの結果、エアコンをつけてもらうことにする。


ホテルのスタッフのおじさんが確認しに部屋に来ると、確かにここは異常に暑いな、と言っていた。インド人もびっくりの暑さ。


ファンにエアコンというインド旅中一番贅沢な環境で眠りにつく。