あたまーくびーかたーうでーゆび

旅の記録、レビュウ、頭のなか、文字に残します。

そうだ大学生だ。インドへゆこう。9日目

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2017.5.26
ニューデリージャイプル

朝ホテルを出て、ニューデリー駅ではなく旧デリー駅に向かう。

 

駅周辺で食事を取るはずが何もない。重い荷物を背負って暑さと見つからなさでお互いにイライラする。

 


しょうがなく若干高級そうなレストランで食事をとり、駅へ向かう。


ジャイプール行きの電車に乗り込む。初の3等車両。ザ・インド、と言った雰囲気だ。ベッドのような作りになっているが、その一列を4、5人でシェアする。超狭い。


向かいに座っているのは日本人のようだった。お互いにそれとなく話し始める。

 

わたしの未熟な経験からわかることのひとつは、3対1など、会話の構成人員のグループがあって、片方だけが複数人の場合は、なかなか話がはずまない。

 

実際に対して話はしなかったが、感じのいいお兄さん、という印象だ。道中にくれたインドポテトチップスは正直に言ってかなり美味しいと感じたが話がはずまなかったこともあって、ふた口目にありつく前に終わった。


電車に乗っている間、小さな駅と駅の間にはバラックの村をいくつも目にする。そして、プラスチックゴミの山にも大量に出会う。

 

しかし、そういった風景はおそらくデリー周辺までのようだ。あるところからは、山、枯れた草原、ヤギ、畑、という景色が半永久的に続く。


結局ジャイプールについたときには大分夜になっていた。


『歩き方』に載っていて、かなり気になっていた宿を目指して歩く、が、グーグルマップは上手く作動しないし、示される方向は人が歩くための道には見えず、かなり不安になる。


それでも百均の小さなライトを頼りに進んでいけたのは友人と3人だったからだろう。


現地の人や近くのホテルの人に聞きながら、迷いつつも歩き続ける。

 

途中、静かで真っ暗、遠くに人影がちらつく通りに差し掛かった時には、本当に最悪の事態の想像しか生まれなかった。


3人で腕を組み合って小さくなり、走る一歩手前くらいの超早歩きで恐怖の道を抜ける。すると、インドにしてはつるっとしていて、清潔感のある通りにでた。


ようやく探していたホテルの看板を見つけ、辿りついたが、案内された部屋は『歩き方』で見た情報の何倍もの値段でとてもじゃないが今の私たちには泊まれなかった。


他を当たるべく、周辺をうろうろしていると客引き?のおじさんにしつこく話しかけられる。長時間の3等列車移動で疲れていて断る気力もなく、ほとんど無視状態。


おじさんは近くのホテルの中に消えていった。

 

この辺の中では、割と簡素で、易しい値段の外装のホテルを見つけ、行ってみる。

 

すらりとしたお兄さんが部屋を案内してくれ値段を提示されたが、友人の一人は既に財布が底を尽きていて彼女にとっては厳しい提示だった。

 

その旨を伝えると、じゃあ逆にいくらなら払えるんだ、と聞かれこちらから提示すると、案外あっさりとその値段で契約成立となる。


昼に駅近くでブランチを摂ったのち、何も食べていなかったため食料を求めて外へ出る。

 

どこか嫌な感じの雰囲気が漂っていて、また3人でがっちり腕を組んで早足で大通りまで出る。昼の姿すら見たことない道の街を探索するのは難しい。

 

結局、水を買える場所すら見つけられないままホテルの方へ戻り、もともと泊まる予定だったホテルの一階で水とコーラを購入する。


自分たちのホテルは見た目こそ簡素だったものの、室内は十分に広く、ベットはキングサイズ、清潔感のあるバスルームに勢いのあるホットシャワー、そして効きの良いクーラー、と完全設備のホテルだ。


旅も終盤、残金との相談で若干財布に緩みがかかっているが、調子に乗りすぎない程度に最後まで楽しもう。